眠り猫の意味に思うお守りとしての人気の理由

2018年じわりじわりと売れています。

諸説ある眠り猫の意味とは

日本で最も有名な眠り猫と言えば間違いなく栃木県日光市の日光東照宮の回廊にある彫刻作品の招き猫でしょう。伝説的な職人、左甚五郎の作品と云われています。日光東照宮には、この眠り猫の他にも多くの動物の彫像がありますが、これはすべて平和を象徴し願う意味合いがあるとされています。

さて、眠り猫の話に戻ります。伝説的な職人が手掛けたとされる眠り猫ですが意味については招き猫同様、諸説あるようです。その中でも有名なものでは徳川家を守護する意味合いで寝たふりをしながらいつでも攻撃態勢に入れる様子を表しているという時代背景的なもの、そして一番語られれている説としては、猫が穏やかに寝ている姿から平和で平穏な時代が続くことを願っているという意味や日光東照宮の眠り猫においては背後に雀の彫刻が配されていることから警戒心の強い猫が雀の気配を近くに感じても警戒せずにいられる安全で穏やかな時代の象徴であったり、また雀の天敵である猫さえも攻撃することなく弱者と強者が共存できる時代ということを表しているともされています。
日光東照宮の眠り猫の意味合いが今日の縁起物やお守りとしての意味合いのベースになっていることは間違いありません。

眠り猫=平和で穏やかな毎日への願い

この意味合いで九谷焼の眠り猫も製作されています。以前は、どちらかと言えばレプリカ的な要素や単にオブジェとしての色合いが濃かった眠り猫ですが近年の異常気象による自然災害、各地で起こる地震など予測が難しい災害の多発が不安材料として存在感を示してきた近年、どこか心のよりどころとして、また穏やかな日々への願いを形にするという事への想いが眠り猫を求められている理由として増えてきたように思います。

眠り猫は招き猫や七福神などの開運招福、福を招きにいくというようなプッシュ型の縁起物ではなく、どこか静かに今を守る守護的で静かな縁起物なのかもしれません。

心穏やかに過ごせる毎日、きっと今の時代、基本的には恵まれている時代だと思います。そして予期せぬ災害で、そのいつもの日常でなくなった時にあらためて今の幸せを実感し望むことになるのだと思います。北陸での豪雪、大阪で地震、中国四国地方での大雨、近畿関西での台風、全国的な酷暑、そして先日の北海道での地震。
本当に困難の多い平成最後の年、そんな年もあと3ヶ月半となりました。何も起こらない毎日が続きますように。

九谷焼専門店 和座本舗
https://www.wazahonpo.jp/

眠り猫