この九谷和グラスシリーズが登場してもう10年以上です。
九谷和グラスとは
伝統工芸・九谷焼と江戸硝子を融合させた「九谷和グラス」それぞれの伝統に恥じぬようひとつひとつを丁寧に手作りすること。九谷焼の脚部分はすべてのデザインを手描きし、江戸硝子のガラス部分も手作りの吹き硝子のみを使用すること、またその接合部分はグッドデザイン賞を受賞した技術が活かされています。ガラスの持つ透明感と美しいシルエット、九谷焼の伝統的な色彩美、これまでの九谷焼に新たなカテゴリーを生み出したのが九谷和グラスです。この九谷和グラスが登場する以前、実は九谷焼業界の中でも一番のヒット商品と言ってもいい作品が開発されました。それが金属の脚を接合した九谷焼のワインカップです。そのワインカップはカップの部分が陶磁器製の為、九谷焼らしさは存分に味わえるものの、本格的なワイン愛好家の皆様にとってはワインの色合いが見えないカップ部分は物足りなさを感じられていたようです。
ただ、普段の食卓やパーティーなどの席では十分に華を添えれるだけの雅でそして粋な作品であることは今も変わらないワインカップです。金属脚のワインカップ見てみます？
衝撃の組み合わせ
そして2006年突然現れたのがこのガラスと陶磁器を組み合わせた九谷和グラスシリーズです。まずガラスがくっついているその姿に驚き、さらに伝統工芸とは縁遠いと思われていたグッドデザイン賞なるものを受賞しているということにさらなる衝撃を受けました。当時、この九谷和グラスが登場してすぐに和座本舗でも取り扱いを開始したのですがこれまでの九谷焼の作品と大きな違いがありました。ガラス部分があるために商品撮影する際にこれまでの勝手が違うのです。
九谷焼である以上、九谷焼部分に注目すべきところですがガラスと融合しているという部分の方が魅力として伝えるべきことだと考えてしまうとついついガラス部分に焦点を合わしてしまうのですが、それがなかなか絵にならなかったんです。
そんなこれまでの九谷焼の常識を逸脱した和グラス、ご紹介当時から人気作品となり今でも普段使いのグラスとして、また贈り物としても定番のシリーズとなっています。
今ではワイングラス意外にもロックグラス、ショットグラス、ビアグラスなどなどバリエーションが広がり選ぶ楽しみも増えました。
和座本舗はこれからも九谷和グラスに注目していきたいと思います。
九谷和グラスシリーズ
https://www.wazahonpo.jp/SHOP/56776/173575/list.html
九谷焼専門店 和座本舗
https://www.wazahonpo.jp/
